〔Q〕ティッシュペーパーはトイレにつまると聞きました。どうしてティッシュペーパーは水に溶けないのですか?
ティッシュペーパーとトイレットペーパーは似ていますが、何が違うのですか?
〔A〕ティッシュペーパーは水にぬれても破れないように、樹脂(薬)を入れて強くしているので水に溶けません。
ティッシュペーパーとトイレットペーパーは、基本的には原料は同じパルプ(木材・または古紙のリサイクルから作られる繊維)からできているという点においては類似性がありますが、樹脂(薬)がまぜてあるという点が違います。
水に溶けるティッシュペーパーもあるので、そういった種類のものでしたら、トイレに流しても問題ないと思われます。
※「溶ける」と表記していますが、厳密にはトイレットペーパーは水に溶けるわけではありません。水につかることで繊維がほぐれて、ばらばらになります。
◎参考資料
・『総合百科事典ポプラディア 11』 ポプラ社 2021年 <R031/ソ/11> (63、64頁)
・『きれいにふける?トイレットペーパー (どうやってできるの?) 』 中須賀朗/監修 ひさかたチャイルド 2009年 <585/キ> (19頁)
・『このかみなあに? トイレットペーパーのはなし 』 谷内つねお/さく 福音館書店 2020年 <E/タ> (30、31頁)
・『調べようごみと資源 2 紙・牛乳パック・布』 大角修/文 松藤敏彦/監修 小峰書店 2017年 <518/オ/2> (11〜15、20、21頁)